【育児×共働き】ワーママが過労で倒れる前に…SOS診断とすぐにできる対策まとめ

めまい、頭痛、止まらない涙…。
「気合が足りないだけ」と、身体からの悲鳴を無視していませんか?
倒れる前に、知っておいてほしい「3つの事実」があります。
- 事実①:「倒れること」は、自己管理の失敗ではありません。それは、過酷な環境下で戦い抜いた「勲章」であり、同時に「限界のサイン」です。
- 事実②:あなたが倒れることは、誰のためにもなりません。子供にとっても、パートナーにとっても、職場にとっても、最悪の事態です。
- 事実③:倒れる前なら、まだ間に合います。「自分を救う」ための、具体的で強力な手段が、日本には数多く存在します。
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PROFILE
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この記事を書いている私たちについてはじめまして!都内で暮らす40代共働き夫婦、6歳・2歳育児+祖母の介護に奔走する「トリプルケア」当事者です。 何を隠そう、私(妻)は数年前、過労による「適応障害」と診断され、休職した経験があります。「私が頑張らないと」と全てを背負い込み、心と身体が壊れてしまいました。しかし、その経験を通して、倒れる前にもっと多くの「打つ手」があったことを、身をもって学びました。この記事は、過去の私と同じように、燃え尽きる寸前のあなたが、自分自身と家族の未来を守るための、具体的な「処方箋」です。 |
【自己診断】あなたが「倒れる」危険度チェック

「まだ大丈夫」――その思い込みが、最も危険です。身体と心は、倒れる前に必ずSOSのサインを出しています。いくつ当てはまるか、チェックしてみてください。
身体と心の「危険信号」リスト
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【身体のサイン】
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【心のサイン】
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もし、3つ以上当てはまったら、あなたの心と身体は「非常事態宣言」を発令しています。 |
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倒れる前に、あなたを救う「3つの処方箋」

ご安心ください。今なら、まだ間に合います。あなたを守るための、具体的で強力な「処方箋」がここにあります。
①【守りの処方箋】公的制度で、休む権利を手に入れる
まず、心と身体を守るための「時間」を合法的に確保します。
【傷病手当金という裏ワザ】
過労による心身の不調で心療内科などを受診し、医師から「要休養」の診断書が出た場合、それは「病気」です。会社の健康保険から、給料の約2/3が最大1年6ヶ月支給される「傷病手当金」の対象となります。これは、あなたが合法的に、かつ収入の心配をせずに休むための、最強の切り札です。私自身、この制度に救われました。
(出典:全国健康保険協会)
【子の看護休暇・介護休暇】
「子供が熱で…」「親の通院で…」という理由は、年間5日(対象家族が2人以上なら10日)まで休める、法律で認められた正当な権利です。「迷惑がかかる」とためらう必要は一切ありません。
②【攻めの処方箋】外部サービスに「課金」する
次に、日々のタスク量を物理的に減らし、強制的に「余白」を作ります。
【食事作りからの解放】
「平日の食事は作らない」と宣言しましょう。温めるだけのワタミの冷凍宅配お惣菜は、あなたの夕方の時間を完全に解放してくれます。
【掃除・洗濯からの解放】
週末に掃除や作り置きで潰れていませんか? 掃除(ハウスクリーニング)代行:イオングループ-カジタク は、あなたの失われた週末を取り戻すための、最も確実な投資です。
③【最終処方箋】環境そのものを変える
様々な手を尽くしても過労状態が改善しない場合、原因はあなた個人ではなく、あなたを取り巻く「職場環境」にあります。
【子育てに理解のない職場は「捨てる」】
「子供の看護休暇を取ったら、嫌味を言われた」「定時で帰る人に仕事は任せられない、という雰囲気がある」。そんな会社に、あなたの貴重な人生を捧げる必要はありません。あなたが倒れても、会社は責任を取ってくれません。
世の中には、ワーキングマザーが活躍することを心から歓迎し、サポート体制が整っている会社が、驚くほどたくさんあります。今の環境が全てではありません。「自分にはもっと良い環境で働く権利がある」と知るだけで、心は軽くなります。
まずは情報収集だけでも、と無料でキャリアの専門家に相談してみることを、強くお勧めします。
「倒れる寸前」から復活した、私たちの仲間

Aさん(37歳・女性)のケース
「まさに『危険信号リスト』の5つに当てはまってましたね。でもある日、通勤電車で涙が止まらなくなって、『あ、これ、ヤバいやつだ』って。その足で心療内科に行って、『適応障害』の診断書をもらって、翌日から『傷病手当金』で休職しました。最初の1ヶ月は本当に何もせず、ただ寝て過ごしました。あの時、勇気を出して休んだおかげで、今も笑って家族と暮らせています」
Bさん(41歳・男性)のケース
「妻が完全に燃え尽きてしまって、家の中が本当に暗かったんです。僕自身も激務で何もできず…。藁にもすがる思いで、noshと家事代行を契約しました。最初は『金で解決かよ』って少し抵抗があったけど、大間違い。妻の負担が減ったら、家の中に笑顔が戻ったんです。月数万円で、家族の笑顔が買えるなら、安すぎる。男のプライドなんて、何の役にも立ちませんね」
まとめ:あなたが最初に救うべきは、あなた自身です

最後まで読んでくださり、本当にありがとうございます。
母親は、家族の「太陽」です。あなたが輝いていなければ、家庭は暗く、冷たくなってしまいます。
子供のため、夫のため、そして何より、あなた自身の未来のために、どうか自分を犠牲にしないでください。
あなたが最初に救うべきは、他の誰でもない、あなた自身です。
FIRST AID ACTION
あなたの「最初の応急手当」
あなたの「つらさ」を、客観的な事実として共有しましょう。
いざという時の「お守り」として、知識だけでも入れておきましょう。
これは贅沢ではありません。あなたの心を守るための、積極的な「治療」です。
あなたが、再び心から笑える日が来ることを、同じ痛みを経験した仲間として、切に願っています。
