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筆
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筆者 – 絶望の淵で戦う、あなたと家族の「作戦参謀」- |
ご挨拶
はじめまして。
ブログ「介護と育児と共働きと、明るい未来日記」の運営者です。数あるサイトの中から、この小さなブログを見つけてくださり、本当にありがとうございます。
もしあなたが今、仕事、育児、そして親の介護という、終わりなきタスクの奔流の中で、たった一人で溺れかけているのなら。この記事は、あなたのために書きました。
これは、何者でもない、ごく普通の40代サラリーマンが、「トリプルケア」という名の“災害”に見舞われ、絶望し、それでも何とか這い上がってきた、泥臭い戦いの記録です。
このブログを始めた経緯(私の物語)
数年前の、ある冬の夜のことでした。
当時、長男は4歳、次男は生まれたばかり。共働きでフルタイム勤務の妻と、なんとか日々のタスクをこなすだけで精一杯の毎日でした。
そんな中、一本の電話が鳴りました。近県に住む祖母が、脳梗塞で倒れた、と。
一命は取り留めたものの、祖母には重い後遺症が残り、常時介護が必要な状態になりました。両親は既に他界しており、介護ができる身内は、私たち夫婦しかいませんでした。
仕事、育児、そして介護。
3つの巨大な責任が、ある日突然、私たちの肩にのしかかってきたのです。
家庭は、静かに崩壊していきました。
妻は、産後の身体で慣れない育児と、祖母の介護手続きに追われ、日に日に笑顔を失っていきました。私自身も、頻繁に会社を早退・遅刻しては頭を下げ、上司からは「男のくせに親の介護か」「君の代わりはいくらでもいる」と心無い言葉を浴びせられ、キャリアの先が見えない暗闇の中にいました。
夜泣きする次男の声。病院からの着信音。会社からの催促のメール。全てが、悪夢のようでした。夫婦の会話は減り、ささいなことで言い争う毎日。「なんで俺たちばかりが、こんな目に…」と、何度も理不尽な運命を呪いました。
限界は、突然やってきました。
ある朝、通勤電車の中で、私は気を失いました。診断は、過労による「適応障害」。ドクターストップがかかり、私は休職を余儀なくされました。
収入は途絶え、キャリアは中断。妻に全ての負担を押し付け、ただ天井を見つめるだけの日々。「もう、終わりだ」と本気で思いました。
しかし、その絶望の淵で、私を救ってくれたものがあります。
それは、妻が役所の福祉課でかき集めてきてくれた、公的な支援制度のパンフレットの山でした。
「傷病手当金」「介護休業給付金」「高額介護サービス費」「ファミリー・サポート・センター」…。
そこには、これまで知らなかった、私たちを救うための「武器」が、たくさん記されていたのです。
「無知は、罪だ」――。
私は、その日から猛然と勉強を始めました。社会保険労務士の友人に頭を下げ、ファイナンシャルプランナーに相談し、ありとあらゆる制度と法律を調べ尽くしました。そして、気づいたのです。
国は、決して私たちを見捨ててはいなかった。ただ、私たちは、助けの求め方を知らなかっただけなのだ、と。
私たちは、使える制度を全て使い、介護はプロに任せ、夫婦で育休を取得し、働き方そのものを見直す(転職する)という決断をしました。それは、決して平坦な道のりではありませんでしたが、一つ一つの課題をクリアしていくうちに、我が家には、少しずつ笑顔が戻っていきました。
このブログは、あの時の私たちと同じように、暗闇の中で道に迷っている誰かのための「灯り」になりたい。そんな想いで立ち上げました。
このブログで発信していること
このブログは、単なる精神論や綺麗事を発信するサイトではありません。あなたが今日から行動できる、具体的で、現実的な「武器」を提供することをお約束します。
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✔公的制度の「抜け道」と「裏ワザ」:公式サイトには書かれていない、本当に得する申請のコツや、損をしないための知識を、実体験に基づいて解説します。
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✔人間関係の「交渉術」:上司、パートナー、そして親。「お金」や「制度」だけでは解決できない人間関係の問題を、心理学も交えて乗り切るための、リアルな会話術を伝授します。
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✔外部サービスの「費用対効果」:家事代行や宅配サービスは、贅沢品ではなく「投資」です。あなたの時間と心の平穏を守るための、賢いお金の使い方を提案します。
読者の皆様へのメッセージ
今、あなたは、人生で最も過酷な時期を過ごしているのかもしれません。
「なんで自分だけが」と、何度も思ったことでしょう。その気持ちは、痛いほど分かります。
でも、どうか忘れないでください。
あなたは、一人ではありません。
そして、その手の中には、あなたがまだ知らないだけで、状況を好転させるための「カード」が、たくさん隠されています。
このブログが、そのカードを見つけ出し、あなたと、あなたの大切な家族の未来を、少しでも明るく照らすための一助となれば、私にとって、それ以上の喜びはありません。
一緒に、少しずつ、乗り越えていきましょう。
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