【育児×共働き】共働きだと保育料で損する?「働き損」の仕組みと回避する裏ワザ

「今月の保育料、高すぎ…」
「夫婦で必死に働いてるのに、手取りのほとんどが保育料に消えていく…」
まるで、働くために保育園に貢いでいるような、理不尽な「働き損」を感じていませんか?
最初に、その絶望を「希望」に変えるための、3つの事実をお伝えします。
- 事実①:「共働きだから損」は、半分ウソです。保育料は「世帯合算の住民税」で決まるため、世帯年収が同じなら、片働きでも共働きでも保育料は(ほぼ)変わりません。
- 事実②:本当の「働き損」は、妻(夫)が「年収の壁」を意識して、年収106万〜150万の中途半端な働き方をすることにある可能性が高いです。
- 事実③:【裏ワザ】「ふるさと納税」や「iDeCo」で住民税を減らせば、保育料ランクそのものを下げられる可能性があります。これが、最強の節約術です。
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この記事を書いている私たちについてはじめまして!都内で暮らす40代共働き夫婦、6歳・2歳育児+祖母の介護に奔走する「トリプルケア」当事者です。 私たちも、世帯年収1000万超え(当時)で、2人目の保育料が月額8万円近くになり、夫婦の手取りが激減した経験があります。「何のために働いてるんだ…」と絶望しましたが、そこから猛勉強。保育料の仕組みを徹底的に調べ上げ、節税テクニックを駆S 【警告】公共/公式/大手専門サイトでは書けないような裏話やリアルな事情に触れていく記事です。一般的に書かれているような綺麗事に騙されないために生々しいことが書かれているのでご注意ください。
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【基本】保育料が決まる、たった一つの仕組み

まず、敵を知りましょう。なぜ、あんなに高い保育料の通知書が届くのか?その仕組みは、驚くほどシンプルです。
保育料の決定プロセス(認可保育園・0〜2歳児クラス)
夫婦の「年収(額面)」
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(控除などを引いたもの)
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「住民税所得割額」が決定
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この金額を、自治体の「保育料階層表」に当てはめる
↓
あなたの家庭の「保育料(月額)」が決定!
超重要:つまり、保育料は「世帯の年収合算」で決まるのではなく、「世帯合算の住民税所得割額」で決まるのです。
これが、後で解説する「裏ワザ」の最大のポイントになります。
ちなみに、内閣府の調査によると、無償化対象外(0〜2歳児)の認可保育所の月額保育料は、以下のようになっています。
- 全国平均:約37,000円
- ボリュームゾーン:25,000円〜45,000円
出典:こども家庭庁「令和元年度 地方自治体における保育料の状況について」
あなたの保育料がこれより高くても、落ち込む必要はありません。それは、あなたがそれだけ税金を納めている=稼いでいる証拠でもあります。
【検証】「共働き」は「片働き」より損か?

「私がパートで働くより、夫の扶養に入ったままの方が得なのでは?」――これは、多くの人が抱く疑問です。
結論から言うと、「世帯年収が同じなら、保育料は(ほぼ)変わらない」です。
なぜなら、前述の通り、保育料は「世帯合算の住民税」で決まるからです。
【シミュレーション】世帯年収600万円の場合
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ケースA:片働き
→ 夫の住民税だけで、保育料ランクが決定。 |
ケースB:共働き
→ 夫と妻の住民税を「合算」して、保育料ランクが決定。 |
結果:世帯年収が同じであれば、納める住民税の合計額もほぼ同じになるため、ケースAとケースBの保育料は、ほとんど変わりません。「共働きだから損」というのは、誤解なのです。
本当の「働き損」は、「年収の壁」にある
では、なぜ私たちは「損」だと感じてしまうのか?
それは、妻(または夫)が、「年収の壁」を意識して、中途半端な働き方をしてしまうからです。
- 「106万円の壁」:超えると、妻自身に社会保険料(年約16万〜)が発生。
- 「130万円の壁」:超えると、夫の扶養から外れ、妻自身で社会保険料(年約20万〜)を払う必要が。
例えば、妻のパート年収が129万円の場合と、131万円の場合を比べてみましょう。
年収は2万円しか上がっていないのに、社会保険料の負担(約20万円)が丸ごと発生し、手取りが約18万円も減る「働き損」(手取り逆転の罠)が発生します。
この「手取りが減った」という強烈な体験と、「高い保育料」の支払いが重なることで、「共働きは損だ!」という怒りが生まれるのです。
【裏ワザ】保育料を安くする「2つの節税策」

ここからが本題です。「住民税所得割額」で保育料が決まるなら、合法的に「住民税所得割額」を下げてしまえば、保育料も安くなる、ということです。
そのための最強の武器が、以下の2つです。
① iDeCo(個人型確定拠出年金)
これは、自分で自分の年金を作るための制度です。最大のメリットは、毎月の掛金の「全額」が、所得控除の対象になること。
例えば、会社員が月23,000円(年間276,000円)をiDeCoに拠出した場合、その276,000円が、課税対象の所得から丸ごと差し引かれます。これにより、「住民税所得割額」が安くなり、結果として保育料ランクが下がる可能性があるのです。
(ただし、60歳まで引き出せない等のデメリットもあるため、専門家への相談も選択肢に入れると良いでしょう)
② ふるさと納税
ふるさと納税も、税金(住民税)の前払いという形で、「住民税所得割額」を計算する上での控除対象となります。iDeCoほどの劇的な効果はありませんが、やらない手はありません。
【筆者の体験談】
私たち夫婦も、まさにこの「iDeCo(夫婦満額)」と「ふるさと納税」を組み合わせることで、翌年度の保育料ランクを1段階下げることに成功しました。保育料が月額で約7,000円安くなり、年間84,000円の節約になりました。これは、知っているか知らないかだけの、大きな差です。
【根本解決】家計と時間を守る、3つの選択肢

保育料を安くできても、日々の生活が「時間」に追われていては、意味がありません。そもそも共働きと子育てで余裕がない状態では、冷静な判断も難しくなります。保育料という「支出」を減らすと同時に、「収入」と「時間」を増やすという、根本的な解決策が必要です。
① 働き方を見直し、世帯年収を上げる
「年収の壁」を気にしてパートで消耗するくらいなら、思い切ってフルタイムで復職し、世帯年収を上げてしまう方が、遥かに合理的です。
「そんな簡単に仕事は見つからない…」と思うかもしれません。しかし、育児経験のある人材を積極的に採用し、リモートやフレックスを導入している「子育てに理解のある会社」は確実に増えています。
まずは情報収集だけでも、と転職エージェントに無料でキャリア相談し、あなたの市場価値を確かめてみましょう。「いつでも転職できる」というカードは、最強のお守りになります。
② 食事作りを「外部委託」する
保育園のお迎え後、泣く子供をあやしながら、急いで夕食を作る…。このタスクこそが、あなたの心の余裕を奪う最大の敵です。この「食事作り」というタスクを、外部に委託しましょう。(私たちもワーママが料理をやめた体験談に勇気をもらい、実践しました)
温めるだけで栄養バランスの取れた食事が完成するワタミの宅食のような宅配弁当や、15分で調理できるパルシステムのようなミールキットは、あなたの貴重な「時間」と「心の平穏」を生み出します。これは贅沢ではなく、共働きを続けるための必要経費です。
【体験談】「保育料地獄」から脱出した私たち

Aさん(34歳・女性):iDeCoでランクダウンに成功
「うちも、あと数千円で保育料ランクが上がるギリギリのラインでした。慌てて夫のiDeCoを上限額(月2.3万)で始めたら、翌年の住民税所得割額が下がり、無事に現状維持!節税にもなって、老後資金も貯められて、保育料も上がらないなんて、やらない理由がなかったです。もっと早く知りたかった…」
必読ポイント: iDeCoは、高所得の共働き世帯にとって最強の「保育料対策」である。
Bさん(39歳・女性):パートの「壁」を越えて転職
「ずっと『130万の壁』を気にしてパートしてました。でも、子供2人の保育料(下の子)と学童代で、私のパート代なんてほぼ消えるんです。『何のために働いてるんだろ』って虚しくなって。思い切って、壁を越えてフルタイムの正社員に転職したら、年収は400万に。保育料は上がったけど、それ以上に世帯手取りが爆増。何より、厚生年金に加入できた安心感が大きいです」
必読ポイント: 「壁」を気にして働き損をするより、壁を突き抜けてキャリアアップする方が合理的。
まとめ:保育料は「コスト」ではなく「未来への投資」

最後まで読んでくださり、本当にありがとうございます。
高い保育料は、家計を圧迫する「コスト」のように見えます。
しかし、それは、あなたがキャリアを継続し、子供が社会性を学び、夫婦が時間的余裕を得るための、未来への「投資」です。
制度を賢く使いこなし、払うべきものは払い、頼るべきものは頼る。そのメリハリこそが、この苦しい時期を乗り切る鍵です。
The First Mission
あなたの「最初の一歩」
まず、あなたの家庭の「住民税所得割額」が、どのランクに位置しているかを確認しましょう。
もし、あと少しで保育料ランクが下がるなら、iDeCoは最強の節税策になります。
ワタミの宅食か、パルシステム。浮いた30分で、夫婦の将来について話してみてください。
あなたの賢い選択が、家族の未来を豊かにすることを、心から応援しています。
本記事は情報提供を目的としたものであり、特定の商品やサービスを推奨・保証するものではありません。金融商品や税制に関する記述は、一般的な情報提供であり、投資助言や税務アドバイスを意図したものではありません。最終的な判断は、ご自身の責任において、またはファイシャルプランナー、税理士などの専門家にご相談の上で行ってください。
